「上司として」職場のメンタルヘルスを考える・・・難しいけど大切よ

勤続年数が長くなり、キャリアアップすると、部下も増えてきます。社会人として嬉しく思う反面、上司の立場になるとさまざまな責任がのしかかってくるのも事実。仕事面では新人指導や適切な指示、そしてトラブルへの対応など、経験を生かして乗り越えるべきことが、次々に出てきます。

同時に考えなくてはならないのが、なんといっても人間関係です。管理職と部下との間にはさまれながらも、部下たちの様子に目配りをしなくてはなりません。最近は職場におけるメンタルヘルスが話題になっています。どのようなことに注意しなくてはならないのでしょうか。たとえば新入社員が入ってきたら、まずは人間関係を見て、うまくやっていけそうなのかどうか。浮いてしまうようなことはないか。仕事面で、先輩の指導が適切なのか。

忙しいと、つい声を荒げてしまうこともあるでしょう。人間ですから、多少の感情の起伏は誰にでもあります。しかし、必要以上に大声を出したり、些細なことで厳しく叱責したりすることはありませんか。部下たちは立場上、言い返すことができません。威圧的な態度が継続すると、個人差はありますが部下の心身に影響が出ます。体調が悪いにも関わらず、無理をしている社員はいませんか。有給休暇を使わずに、ひたすら働いている社員がいたら、できるだけ取りやすくなるように、配慮することも必要です。互いに意見を言える、風通しの良い環境づくりをしてみてください。